埼玉でウッドデッキを考えている方、これを読み終わるころには外構会社さんとお見積りがスムーズに出来ると思います。ここでは依頼をする前に考えておくべき事をご紹介いたします。ウッドデッキはどう使うかによって種類もサイズも変わってきます。あなたはどのように使いますか?
ウッドデッキの各パーツの名称
束石(つかいし)
柱と地面との間に設置する石材です。大きく分けてフェンスブロック、羽子板束石、平板の3種類あります。
束柱(つかばしら)
ウッドデッキの柱になるパーツです。高さを調整出来る物がお勧めです。
根太(ねだ)
床板を支えるパーツになります。ウッドデッキによってはこの根太を支える「大引き」や「根がらみ」というパーツもあります。
幕板(まくいた)
ウッドデッキの側面から見えるパーツになります。人工木の場合、床板が空洞になっているのでそれを隠す物になります。最近では床板が空洞がない物もあり必要ないデッキも存在します。
床板(とこいた)
ウッドデッキの床になるパーツです。各社、色んなカラーや質感があります。
ウッドデッキの種類
ウッドデッキは大きく分けて人工木と天然木の2種類がございます。一般的に外構業者は人工木をメインに、大工さんは天然木を扱っています。なので天然木の施工を外構屋に依頼する場合は対応できるか確認が必要です。
人工木のウッドデッキ
人工木は樹脂に木粉を配合して出来た素材で、木の温もりを感じることが出来る素材です。天然木と違い、経年劣化や腐食、シロアリなどによる食害の心配が要らないのが特徴です。長年ご使用になっていると多少の色あせはありますがササクレやひび割れの心配もありません。
天然木のウッドデッキ
自然の木目模様が美しく木によって木目模様が様々。同じ木でも模様が若干違いますのでお好みの木目模様を選ぶのも醍醐味の一つです。経年劣化があり、メンテンナンスをしておかないと劣化してしまいます。※代表的な天然木の材料:ウリン・セランガンバツ・イペ・サイプレス・イタウバ
人工木ウッドデッキのお手入れ方法
日々のお掃除や傷がついた場合の補修などが必要になりますが天然木のウッドデッキと違いこれと言ってメンテナンスの必要はありません。忙しくてメンテナンスに時間が取れない!という方におすすめのウッドデッキです。
水洗いでサッと綺麗に
汚れが付いた場合は水で濡らした布やスポンジ、デッキブラシなどを使って水洗いしてください。
水洗いでの注意点
汚れがひどい場合、薄めた台所用合成洗剤(液性:中性)で汚れを落とし、洗剤が残らない様によく水洗いをしてからふき取ってください。特に汚れがひどい場合は、汚れを落としたい部分に漂白剤を塗布または噴霧し所定の時間放置した後に十分な水で漂白剤を完全に洗い流してください。
推奨漂白剤は、次亜塩素系漂白剤(台所用漂白剤)次亜塩素系カビ取り剤(カビキラーなど)です。
※漂白剤の使用にあたっては漂白剤に記載されている「使用上の注意」を必ずお守りください。
デッキ表面についた傷の補修が可能
デッキ表面に傷がついた場合は市販のサンドペーパー(60番)で表面を長手方向の節目に合わせ傷などが生じた部分を周囲と全体的にぼかす感じでこすると綺麗に補修できます。平らな広い面を修復する場合はサンドペーパーホルダーを使うと楽に補修できます。
サンドペーパーでお手入れの際の注意点
サンドペーパー・ホルダーは市販品をご用意下さい。
表面を皮覆しておりますので、汚れの落ち具合をみながら過度に強くこすらないでください。※芯材が露出してしまいます。
シンナー・ベンジンなどの有機溶剤は使用しないでください。※材料が変色する恐れがございます。
部分的に傷の補修を行った場合周囲の外観と違って見えることがあります。※周囲を含め全体的にぼかす感じでこする事がポイント
傷が深く大きい場合などは床板を交換していただく事をお勧めいたします。
天然木の材料
サイプレス
白っぽく優しいイメージの天然木。華やかな節がいかにも天然木らしく和風建築にも似合います。
イタウバ
茶色が濃く高級感のある木材です。油分が多いので非常に滑らかな肌触りです。シンプルで洋風のデザインによく生えます。
ウリン
濃い赤褐色で人気の高いカラーです。比重が高く高密度ゆえの滑らかな木肌はウリン特有の美しさです。
イペ
高級感が高く重量感がある木目です。イペの木肌は緑色~赤っぽい色~黄色~黒色と幅広い色を持ちその種類は30種類とバリエーションが豊富なデッキ材と言われています。
セランガンバツ
緻密かつ重厚な木目を持ち、色味が明るいです。色は黄褐色~赤褐色です。耐久性に優れており、比較的安価です。
アコヤ
木材に酢酸を用いたアセチル化処理を行い、耐久性を高めたもの、色は白色です。耐久性は高く虫に強いメリットがあります。
天然木ウッドデッキのお手入れ方法
経年劣化によるひび割れやササクレなどを放置するとケガの原因となりますので、定期的なメンテナンスが必要となります。また、1年に1回オイルステンの塗布などメンテナンスが必要となりますが長い間使用していると趣が出てきますのでウッドデッキを育てている感覚で好まれる方も多いです。※オイルステンはホームセンターなどで売られているもので大丈夫です。
ウッドデッキのサイズ
ウッドデッキはどのように使われますか?子供の遊び場としてでしょうか。洗濯物を干す為、もしくはバーベキューをする為でしょうか?使う目的によってサイズも変わってきます。ウッドデッキのサイズを決めておきましょう。
1間(181.818㎝)×1尺(30.303㎝)で考えます。
①まず設置する場所のサイズを確認する。
せっかく希望サイズが決まっても入らなければ意味がありません。どのサイズまで設置できる状況なのか確認します。
②用途を考える
ウッドデッキの下地
コンクリート下地
地下がり、雑草対策、糞対策を満たせる施工です。その分、お値段は高くなりますが、お勧めの施工です。
砂利+防草シート下地
雑草対策の面では少し弱いかもしれませんが、コストが押させられて人気の施工になります。
土のまま
一番コストは掛かりませんが、メンテナンスは一番掛かってしまいます。
こちらもあわせてご覧ください。
DIYと業者に頼む場合どちらが良いのか?
最近ではDIYブームもありウッドデッキを自作しようとお考えのお客様も多いのではないでしょうか?それではウッドデッキを自作する場合と専門の業者に頼む場合はどちらが良いのでしょう?
ウッドデッキDIY
比較的安価で済ませることが可能ですが、たくさんの工具が必要だったりウッドデッキが思ったように仕上がらなかったりこんなはずじゃなかった!となる事も多々あります・・・。また1から基礎を作ったりするのもかなりの労力を使いますし、時間が取れないと難しいですがウッドデッキが仕上がった時には達成感が得られます。


またお時間の取れない方の為にオススメな比較的簡単にウッドデッキが作成できるキットも販売されてますが大きさにより値段も材質も様々です。
業者に施工するウッドデッキ
業者に頼む為、自作する場合に比べると費用は高くつきますが仕上がりはお値段以上だと思います。


またウッドデッキ下の雑草対策など後々のメンテナンスも楽になるのが業者に頼む理由の1つです。 その他、施工後のトラブルに対応してもらえるなどアフターケアも万全なので安心です!
ウッドデッキ+付属品(OPTION)
ウッドデッキの代表的なオプションです。勿論、これ以外にもオプションはございます。商品によって対応できるオプションは変わります。事前にご確認ください。
目隠しフェンス・フェンス
リビングの延長上に施工する場合が多いウッドデッキ。プライベート空間を確保するため、お子様の転倒防止、ペットの脱走防止などに使用されます。
床下メッシュ囲い
小さなお子様や野良猫などの侵入を防ぐメッシュになります。大きなゴミは防げますが、小さなゴミは入ってしまう場合があります。多段幕板よりはお安くなります。
多段幕板
ウッドデッキと同じ幕板を使って塞ぎます。見た目も美しくメッシュ比べてゴミも入りにくいです。その分コストは掛かります。写真では束石が見えていますが完全に塞ぐことが出来ます。
収納蓋・点検口
点検口はメーターの点検など、床下の点検に便利な取り外し式蓋、収納蓋はウッドデッキの床下に収納する場合に取り付ける出し入れ口です。
手すり
スロープ&スロープスターターとセットでよく使われます。車椅子の方が転倒しないようにする役割もございます。
スロープ&スロープスターター
デッキの上り下りに段差を軽減したスロープのスターター。お子様やご高齢の方の足元にもやさしく、車いすでの昇降もスムーズです。商品によってはペット用の物もあります。
ステップ
庭とデッキの段差をスムーズにつなぐ、人工木材の階段。高さは、ステップ1段~4段をご用意しています。
独立ステップ
庭とデッキの段差をスムーズにつなぐ、シンプルな人工木材の階段です。
段床(だんしょう)
ステップと独立ステップの中間のような階段状の物になります。基本的にはウッドデッキの横サイズと同じになります。見た目もとても美しくなります。
床下照明
夜になると床下をライトアップしてくれる照明です。昼間とは違った空間になります。
ウッドデッキとの組み合わせ
ウッドデッキ+テラス屋根
ウッドデッキの開放感はそのままに。屋根を付けることによって日差しを防ぐことが出来るのでウッドデッキがより快適になります。お茶を楽しむもよし、風を感じながら読書をするもよし。素敵な時間をお過ごしください。
ウッドデッキ+サンルーム
天気も関係なくウッドデッキに出られるのがサンルームです。サンルームがあれば雨の日だって洗濯物が干せちゃいますので忙しいお母さんの見方です!天気の良い日はサンルームで日向ぼっこをしたり、憩いのスペースになる事間違いなしです。
その他、気になる事などございましたら些細なことでも結構ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。お客様のご要望にお応え出来るよう、ご提案させて頂きます。
ウッドデッキ施工でよくある質問
- Q高低差が結構ある場合はやってくれますか?
- Aブロックで一段作って下地を一旦、フラットにしたりロング柱を使って長さを調整したり出来ます。ご相談下さい
- Qウッドデッキの下に糞をされないように出来ますか?
- A下地をコンクリートにしたりメッシュフェンスや多段幕板を使って侵入されないように出来ます。落ち葉やゴミも入りにくくなります。
- Q天然木と人工木どちらにするか悩んでいます。
- Aメンテナンスをするのが面倒であれば人工木をお勧め致します。天然木は経年により味わいが出てきますがメンテナンスの量は人工木より多くなります。何を優先したいかによって提案も変わります。
- Qペットと子供を遊ばせたいのですが
- A転落防止のフェンスを取り付ける事が出来ます。ペットの大きさに寄ってフェンスのサイズが変わります。
- Q会社やお店の施工して頂けますか。
- A個人宅でも会社でも対応いたします。お気軽にお申し付け下さい。