カーポートは雨や紫外線から車を守りたいという方や、雨の日も快適に車を乗り降りしたいという方にお勧めです。夏の強い日差しを遮る為、車内温度が上がりにくいというのも大きなメリットの一つです。冬の霜についても付きにくくなるため、出勤時間前の霜取りなどの面倒事を減らすことが出来ます。もちろん、天気の事だけでなく、鳥のフンや街路樹の葉などの落下物を防止するのにも大きな効果を発揮します。ここではガーデンアシストがお勧めするシチュエーション別のカーポートの紹介と施工する前に知っておきたい予備知識をご紹介します。
カーポートの種類
カーポートと一口にいってもその規模やタイプはさまざまで、地域によって使う素材も異なります。こちらでは基本的なカーポートをご紹介させていただきます。
片側支持(カーポート1台分サイズ)
片流れ、片持ちとも言われます。片方だけに柱があり、屋根に傾斜が付いています。幅は一般的には2400mm~3000mmとなっており車のサイズに合わせて選ぶことが出来ます。ですが最小サイズでは吹き込む雨に対応できないこともありますので余裕を持った計画を立てる方が良いでしょう。また奥行きを増やすことで2台、3台と縦列駐車を出来る様にすることも可能です。最近では柱を3本設置して2台分ですが片側支持を可能にしたカーポートもございます。
縦列用タイプ
縦列駐車用のタイプです。縦2台にするときは1台分もしくは2台分を前後に連結する事で対応いたします。基本的にはあまりする事はありませんが敷地の形状上、駐車場を横に広げる事ができない場合に施工する事がございます。
M合掌タイプ(カーポート2台分サイズ)
片側支持の柱を外側に建てて合掌部材を使用して連結させます。見た目的に両側支持とほとんど変わりませんが、両側支持との違いは合掌部材を使ったりする事で両側支持よりコストがかかる事と元々が片側支持なので柱が両側支持より太くなります。また、片側の柱を少しずらしたりできるというメリットありますが、よほどの事がない限り両側支持をお勧めいたします。
Y合掌タイプ(カーポート2台分サイズ)
並列で駐車可能で中央に柱があり、屋根は中央で連結されています。M合掌タイプは中央から下に向かって傾斜が付いているのに対してY合掌タイプは中央から上に向かって傾斜が付いています。両端が空いているので圧迫感が少なく車をぶつけにくい特性があり車庫入れが苦手な方におススメのタイプです。
M合掌+Y合掌タイプ(カーポート3台分サイズ)
M合掌タイプにY合掌タイプを連結して3台分の駐車を可能にしました。車の駐車スペースとしてだけではなくサイクルポートとして活用する事もできます。
両側支持 (カーポート2台分・3台分サイズ)
並列で2台分の駐車ができるタイプで両端に柱があり屋根の梁はひとつの弧を描いています。見た目もスッキリとしていますが既製のサイズを変更するのは難しいという特徴があります。ここ近年の自然災害の影響もあり、1台分でも両側支持のカーポートのバリエーションも増えてきています。
後方支持(後ろ柱タイプ)
ここ近年、流行しているタイプです。デザイン的にとてもカッコいいですね。機能性にも大変優れており柱が後方のみなので開放感があり、空間を広く使うことが出来ます。水道やガス管が埋設されている関係で端に柱を施工できないという方にも施工しやすいというメリットがあります。また車椅子の方が出入りするのにも重宝します。デメリットとしては高額になってしまいます。
吊り下げタイプ
このタイプも近年、流行しているカーポートになります。柱の位置、梁の長さ・角度をある程度自由に決められるため、敷地の形状や家主の好みに合わせた施工が可能です。
カーポートの屋根
ポリカーボネート
ポリカーボネートは、ガラスの約200倍、同じ厚みのアクリル板より約20倍の耐衝撃強度があり、弾力性に富んだ素材です。温度変化による変形が少ないのも特長です。特殊コーティングで紫外線をほぼ100%カットします。この他に熱を吸収するタイプ、熱を遮断するタイプもございます。明るさをある程度、保つ事が出来る事も特徴です。
アルミ屋根
非常に軽く、耐久性に優れており光と熱をシャットアウトするため車が熱くなる事がありません。その反面、影が出来る為、暗くなり、お値段も高くなる等のデメリットもございます。
スチール折板
スチール折板は、耐荷重性や遮熱性に優れた屋根材です。雪の多い積雪地帯や風の被害に遭いやすい地域などに適しており、強くて丈夫なカーポートを探している人にはスチール折板に対応した機種がおすすめです。
FRP板 DRタイプ
「Fiber-Reinforced Plastics」の意味でプラスチックにガラス繊維などの繊維を混ぜ合わせて、強度を向上させた素材の事です。ガラス繊維が含まれていますので、光の当たり具合等によってスジ状の模様が見えることがあります。特殊加工を施した熱線遮断タイプや、燃えにくいタイプの物もあります。ポリカーボネートと比べて熱伸縮しにくく、屋根からのパチパチ音鳴りを抑えます。
カーポートの勾配について
カーポートの屋根には雨水を屋根に溜めないように勾配(傾斜)が付けられています。各勾配の特徴をご紹介します。状況を考えてどの勾配がベストなのかを考えましょう。
片流れ
一般的なカーポートはこちらのタイプになります。柱側に勾配が付いていますので水は柱側に流れるようになります。
逆勾配
こちら片流れとは逆に外側に勾配が付いていますので水は柱側とは逆に流れるようになります。隣地に水や雪が流れるのを防ぐ役目があります。デメリットとしては片流れよりコストが高くなってしまう事です。
前勾配・前下がり
屋根の勾配が後ろ上がりで前下がりになっているタイプです。雨水を道路側に流したい時はこの施工です。
後勾配・後ろ下がり
屋根の勾配が前上がりの後下がりになっているタイプです。何らかの理由で雨水を後ろ側に流したい時はこの施工です。雪解け水はカーポートの後ろ側に落ちた後、地面の勾配によって、カーポートの下を通過して、前側(道路側)に流れてきますので寒い地域の方は駐車場が凍結する場合がありますので注意が必要です。
カーポートのオプション
太陽光発電・ソーラーパネル
屋根に取り付ける事で発電ができ、電気自動車や停電などの時にご利用出来ます。(※蓄電池が必要)最近では太陽光と反射光の両面を受光するタイプもございます。
照明・ライト
主に柱に付けるタイプと屋根に取り付けるタイプがございます。お庭の演出、防犯、安全対策などの効果があります。
サポート柱(補助柱)
片側支持の時に使われる強風・積雪の際にカーポートの強度を上げる柱になります。着脱式が殆どなのでいざという時だけ使用する事が多いです。またサイドパネルのオプションを付ける際にはセットで付いてくる事があります。
目隠しや雨よけにサイドパネル(側面パネル)
屋根を側面に付ける事が出来ます。横からの熱や雨をしのぐ事が出来ます。また使い方によっては目隠しの役目もございます。また材質によっても効果が変わります。欠点としては横風に弱い事です。揺れは大きくなりがちですがサポート柱を付ける事で軽減する事が出来ます。
外部コンセント
洗車の際にカーポートの柱に外部コンセントがあると非常に便利ですね。コンセント設置は配線工事が必要となるため後からでは大変ですので、最初に検討しましょう。100V電源用のほか電気自動車に対応した200V電源用もあります。
雨樋い(雨どい)
最近では柱に埋め込まれている物も多く、オプションでは無い物も増えています。落ち葉やゴミが詰まって雨漏り、雨だれの原因になりますので雨樋の掃除が必要になる事がございます。コストを下げるため部品をネットで購入してDIYでされる方もいらっしゃいます。排水の位置によってはコンクリートの排水汚れが目立つ場合もありますので排水を出す位置や延長したりして影響の少ない場所にみずが流れるようにしましょう。
スタイリッシュでおしゃれなカーポートお勧め商品
スタイリッシュでお洒落なカーポート、憧れますね。ここでは洗練されたオシャレでスタイリッシュなデザインのカーポートをご紹介いたします。各社、それぞれかっこいいカーポートなので悩んでしまいますね。
三協アルミ U.スタイル アゼスト
スタンダードとプレミアムタイプがございます。プレミアムタイプは屋根に木調の天井材をプラスし室内のような上質空間を演出しています。シンプルですがとても存在感があり洗練されたデザインのカーポートですね。
三協アルミ BEAMS(ビームス)
「カーポートが家族になる」をコンセプトにスマートでスタイリッシュなフォルム「カッコよさ」と高水準の耐風圧強度「強さ」を兼ねたカーポート。サイドパネルをつける事によってガレージのような空間が生まれます。天井材のあるプレミアムタイプと天井材の無いスタンダードタイプがございます。
三協アルミ エアロシェード
全く新しいデザインのカーポート、直線と曲線が融合した屋根になっており、雨樋いも柱に内蔵されておりデザイン性に優れています。またカラーによっても印象が変わるカーポートになります。
三協アルミ アトラード
多目的ルーフとしてのカーポートがコンセプト。エントランスやガーデンテラスとしてもご利用できます。柱がしっかりしているので風や雪に強い強度を持っています。デザインも個性的で存在感があります。天井材やサイドパネルは木目にする事が出来ます。
三協アルミ M.シェードⅡ
新たに上吊りタイプを追加して梁置きタイプと2種類になりました。上吊りタイプは後方支持と片側支持タイプから選べます。さらに従来のトラス屋根も軽量化され進化いたしました。
三協アルミ ダブルフェース
3本柱での後方支持と片側支持の2パターンが出来る(double face)カーポートです。3本柱なので2台分のカーポートも片側支持で可能になりました。また最近流行りの吊下げタイプになります。
LIXIL アーキフィールド
フラットで美しいルーフが特徴。屋根が木目のものがあり、その組み合わせで色んなパターンが演出できます。使い方や敷地条件に合わせてサイズも設定できます。
四国化成 マイポート7(セブン)
柱が後ろサイドのみのとてもカッコいいカーポートです。本体もそうですがサイドパネルも今までにないデザインになっています。このカーポートが家にあると、注目される事間違いなしです。こちらもグッドデザイン2018を受賞しています。
四国化成 マイポートV(ファイブ)
横から見るとV(ファイブ)の形をしてます。マイポート7同様、後方支柱でデザインが印象的なカーポートです。車を留めてドアを開けても柱にぶつかる事がありません。機能性も徹底されています。
いかがでしょうか?各社とてもスタイリッシュでかっこいい商品ばかりです。建物に合わせてどれが合うか等考えると良いでしょう。
台風対策・積雪に強いカーポート
近年、台風や雪などの被害がとくに多くカーポートが壊れるなどの被害が増えています。そんな中、耐雪・耐風のカーポートが見直されています。特に北海道・東北地方は積雪対策、沖縄・九州地方は台風対策は気をつけて選ぶ事をお勧めいたします。それ以外にお住まいの方でも対策はしておいた方が良いと思います。ここでは耐雪・耐風に特化したカーポートのご紹介を致します。
LIXIL カーポート SW
耐風圧強度46m/秒相当、耐積雪強度 最大50cm相当の業界最高水準の耐風圧強度とシンプルな機能美を兼ね備えたカーポートになります。まさしく最強カーポートです。
三協アルミ スカイリードZ(旧スノースカイ)
三協アルミ スカイリードZ(旧スノースカイ)のご紹介です。積雪50cm、100cm、150cm対応の3仕様を用意。積雪対応だけではなくデザインもスタイリッシュでカッコいい仕上がりです。
メーカー小売り価格
<基本タイプ(1台用)の場合>501,000円~
三協アルミ G1
三協アルミの代表的な耐雪・耐風対応のカーポートです。積雪100cm用、150cm用、200cm用の3種類。地域の積雪量に合わせて選べます。また耐風圧風速46m/秒まで対応のカーポートです。見た目もしっかりとした重厚感のあるカーポートです。
メーカー小売り価格
<基本タイプ(1台用)の場合>430,600円~
LIXIL ウィンスリーポートⅡ
LIXILからはウィンスリーポートⅡのご紹介。30cm~200cmの耐雪ラインナップで、どんな豪雪地域にも対応できます。耐風圧最大54m/秒まで可能。これまで1台用、2台用だけだった4本柱タイプを3台用にも適応。すべてのサイズで最小の柱本数を実現致しました。
メーカー小売り価格
293,500円~ ※セット価格には、折板の価格は含まれません
いかがだったでしょうか。各メーカーも災害対策にむけて新商品を出しています。お住まいの地域、デザイン・価格等をお考えの上、商品を選ぶと良いでしょう。
カーポートのトレンド2021
2021年のカーポートも木目が流行りました。発売当初は木目に対応されていなかったカーポートも木目に対応できる物が増えてきました。最近だとLIXILのカーポートSCが木目に対応できるようになり、注目されています。
LIXIL カーポートSC
グッドデザイン賞を含むデザインアワード4冠達のカーポートです。シンプルでありながら美しさを極め機能性や施工性も大きく向上した新しいカーポート2021年に木目の対応が出来るようになりました。
YKK エクスティアラ ルーフ
「住宅とエクステリアに一体感を」がコンセプトのカーポート。アプローチ+1台、または2台の車庫を確保した屋根により雨の日でも濡れたりすることがありません。また天井や梁に設置するダウンライト、美しい木調の天井を強調するアッパーライトが美しい空間を演出します。天井を木目にすることができます。
タカショー アートポートワイド
横方向にワイドにすることで間口方向に2台の並列駐車が可能なカーポート。ほとんどが木目デザインのカーポートになります。駐車面積や車種に合わせたサイズを選ぶことができます。また、耐風圧強度も優れた強度を誇り、安心してお使いいただくことができる、カーポートです。
デッキ付きカーポート
ここ数年のコロナ禍の影響でお家で暮らす時間が増えてきた状況もあるとは思いますが、家を楽しめるエクステリア商品も各社、出ています。最近だとカーポートの上にデッキを付けるパターンが人気になっています。
三協アルミ グランフローア
敷地がない方、密集したしたエリアの方にお勧めのカースペースの上にアウトドアリビングを設置したカーポートです。空間が上になるので外からの視界も少なく、目隠しフェンスになっているのでプライベート空間としては言うことなしのカーポートです。
ガレージ・カーポートの違い
ガレージ
ガレージとは、壁や柱があり建物として扱われている駐車スペースを指します。
車庫とも呼ばれ、シャッターの有無や素材などは自由に組合せ、車やバイクの整備をする場所や物置を兼任する場合もあります。ガレージは屋根のみなので、より車を守る力が強く機能性は高くなっているといえるでしょう。ですが、当然ながら初期費用がかさみ存在感がある為すべての家に適しているとはいいがたい存在です。
カーポート
カーポートは上記でもご紹介させていただきましたが、駐車場に屋根が付いたものを指します。
ガレージと違い初期費用が抑えられるのも魅力の一つです。お住いの地域が豪雪地帯の場合は豪雪地帯用のカーポート。
風が強い地域にお住いの場合はオプションでサイドパネルや補助柱を付けて耐風強度をアップしたりまた、駐車台数によってデザインやタイプをお客様のお好みで色々と選べるのも良いですよね。
カーポート選びでお困りでしたら多種多様なカーポートのお取扱がございますので是非、当社にご相談くださいませ。
埼玉のカーポート・サイクルポート設置 対応エリア
さいたま市岩槻区、さいたま市大宮区、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市緑区、さいたま市見沼区、上尾市、桶川市、春日部市、加須市、川口市、北足立郡伊奈町、北葛飾郡杉戸町、北葛飾郡松伏町、北本市、行田市、久喜市、鴻巣市、越谷市、幸手市、白岡市、草加市、蓮田市、羽生市、比企郡川島町、比企郡吉見町、三郷市、八潮市、吉川市、南埼玉郡宮代町
商品名から施工・プラン例を見る。
LIXIL
- アーキフラン
- アーキフィールド
- ウィンスリーポートⅡ
- カーポートSC
- プラスG Gルーフ
- ネスカR
- ネスカRワイド
- ネスカFレギュラー
- テリオスポートⅢ
- ネスカFワイド
- ソルディーポート
- フーゴプラスA
- フーゴF
- フーゴFワイド
三協アルミ
YKKAP
その他
台数別から施工・プラン例を見る。
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埼玉エリア
- さいたま市 カーポート
- 三郷市 カーポート
- 上尾市 カーポート
- 久喜市 カーポート
- 伊奈町 カーポート
- 八潮市 カーポート
- 加須市 カーポート
- 北本市 カーポート
- 宮代町 カーポート
- 川口市 カーポート
- 幸手市 カーポート
- 春日部市 カーポート
- 杉戸町 カーポート
- 松伏町 カーポート
- 桶川市 カーポート
- 白岡市 カーポート
- 草加市 カーポート
- 蓮田市 カーポート
- 越谷市 カーポート
- 鴻巣市 カーポート